ネットワークビジネスに勧誘された話(話)
Aに連れてこられたのは、選挙事務所みたいな建物。
たぶん前の選挙の時に使われたのかな~と思いながら
中に入る。
「こんにちは~」
いつもおとなしめのAとは思えない大きな声。
部屋の中には15人ほどの人が
同じTシャツ、、、
これは、かなりヤバイ。宗教の匂いがする(実際どうだったか走りませんが)
その中でチーフを名乗るTがいろいろ説明してくれた。
話を要約すると
・我々はあるゲームの運営権利を持っている
・課金制で月々〇〇〇〇万ほどの収益がある
・それを出資者で分ける
・分配比率は出資口数と紹介者の数
・口数が一定を超えるとランクが上がる
・ランクが上がると配当が多く入る
ダイヤモンド会員は利益全体の100%の中から口数に応じて配当を得る。
ルビー会員は全体の80%から、サファイア会員は60%、一般は40%という具合になっていた。
例えば、月に1000万利益が上がった場合、一般会員だと40%の400万円をダイヤモンド会員など全部の会員を含めて人数割りをする。
サファイア会員の人はそれとは別に20%の200万円をダイヤモンド、ルビー、サファイアの人たちで配分する。
ルビー会員はさらに20%分200万円をダイヤモンド会員とルビー会員で配分する。
ダイヤモンド会員はさらに20%分200万をダイヤモンド会員だけで配分する。
という具合。
見事なマルチの構図(笑)
ここまで聞けたらもういいかなと思い、帰りたいオーラ全開にしたが
当然返してもらえない。
拘束されているわけではないので、帰ろうと思えば帰れるが
話を終わらせてくれない。
すでにこの時点でこれはマルチだし、儲からないと結論に至った。
なぜなら進めてきたゲームは自分がプレイしたことのあるものだったから。
このゲームは確かに存在していて、ある程度人気だった。
2年前に、、、
今はさびれて、人なんかいないようなゲーム。
まさか前やってた懐かしいゲームの名をマルチの勧誘で聞くことになるとは(笑)
とりあえず、帰りたい。。。
そんな態度全開でいると支部長R登場!!なぜか音楽グループの話から
「このシステムはライブと似てる」などと言い始めた。
応援しているグループを盛り上げていくために、ライブに行くためにお金を払うし
メジャーになってほしいからいろんな人に紹介する。一緒だよ。
全くやましいことなんてないんだ!
とにかく熱く語ってくる。
あ~これが何時間も続くとたぶんヤバイやつだ。
だらだらと話を聞いていると、向こうも焦れてきたのか
実はうちには「クーリングオフがあるんだ」と言い始めた。
お?これは脱出のチャンス??
次回、脱出です。